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    スズラン – 可憐な香りと知られざる作用 –

    今月号の表紙になっているスズランについて。
    日本でのスズランの開花時期は4月から6月頃で、別名「君影草」とも呼ばれています。

    スズランの花言葉は「幸せの再来」「純潔」「純粋」といった、見た目をそのまま表したような可憐なものです。フランスでは5月1日にとても素敵な「スズランの日」というものがあります。
    この日に、愛する人、大切な人に日頃の感謝を込めて、その人の幸せを願いスズランを贈る風習があり、この日にスズランを贈られた人には幸福が訪れると言われています。
    このスズランの日の由来は、460年ほど前までさかのぼります。当時のフランス王が5月1日に従者から幸福をもたらすとスズランの花束を貰ったことを大変喜び、宮廷の人々に分け与えたことが起源と伝えられています。

    スズランは香りとしても人気が高く、その香りはミュゲノート(ミュゲ=フランス語のスズラン)と呼ばれ、多くの香水に使用されており、「三大フローラルノート」の一つとしても知られています。(ちなみに、残りの二つはバラとジャスミンです。)
    しかしスズランの花精油はとても高価で、生産上の利用は行われず、香料としてのスズランの香りは、昔から合成香料の調合によって作られています。ミュゲノートは、ヒドロキシシトロネラール、リナロール、シトロネロール、ゲラニオールなどをベースとして作られることが多く、これらの成分にはリラックス効果、抗不安作用、鎮静作用があるとされていて、ストレス軽減効果が期待されています。

    そんなかわいらしく幸せを象徴としているスズランですが、コンバラトキシンやコンバロシドなどの有毒物質が含まれており、人やペットが摂取すると頭痛、嘔吐、めまい、血圧低下、心臓麻痺といった危険な症状を引き起こすため注意が必要です。
    香り自体に人体への害はありませんが、実物のスズランの花から匂いをかいでしまうと花粉を吸いこんでしまう可能性がありますので、お気をつけください。

    かわいいものには毒があると言われますので、ぜひ観賞用としてお楽しみください。
    そしてぜひ機会がありましたら、5月1日、大切な方へスズランを贈ってみてはいかがでしょうか。

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